2024年10月末。
朝から小雨のぱらつく、秋の日の昼下がり。
フェムさんチームの門脇みのり、卯月ゆいと、大阪市内某所にて対談収録をおこなわせていただきました。
対談と申しましても、やはり運営サイドからの相談や意見なども交えてほしかったので、正しくは「鼎談（ていだん・３人で話すこと）」とさせていただいております。
※当初はThe対談！なセッティングをしていたのですが…椅子を１脚追加させてもらいました。
今まで取り上げることができなかった少しセンシティブなお話、レズビアン風俗店に所属する１キャストとしての考え方など。
数回に分け、皆様にお届けさせていただきたいと思います。
捉え方、考え方は人それぞれではありますが、
「ふ～ん…微糖の人はこんな風に感じたり思ったりしてるのか～」
程度の、軽～いお気持ちで。
ふんわりとお読みいただけますと、幸いにございます。
ねこ：さてさて、ではまず初めは。
一番気になっている、キャストとのDM、LINEのやり取りについて、お２人のご意見をお聞きしたいと思います。
正直、微糖のオープン前はDMやLINEのやり取りに回数制限を設ける？なんて案も出てたんですけど、結局それだと何だか窮屈だよね～ということになって。
だけど時々キャストと何度もメッセージのやり取りができない方が、長い目で見ると双方にとっていいことなんじゃない？健全な精神状態でお互いいられるんじゃないかな？と迷いも出てくるんですよね。
正解ってなんなんだろう…って。
ゆい：正解がなにかと言われると、確かに難しい問題なのかもしれないですね…。
ねこ：そうなんです…。
キャストってどんなことがあっても「もう知らない！」とは言わないし、「それは辛かったね、大変だったね、大丈夫だよ」っていう「全許容」ベースがあるから。
そんな相手と、例え文字だけとはいえ頻繁に繋がっていたら絶対に脳がバグってくると思うんですよね。
バグるくらいならまだよくて。
壊れてしまう？それがいわゆる「依存」に繋がってしまうというか…。
みのり：確かにそれはありますね。
だからやっぱり頻度なんかも気を付けていくべきでしょうね。
例えばいっぱい送ってきてくれたとしても、以前に微糖のキャストさんが「急いでお返事しないといけない内容以外は敢えて何日間かおいて返信しています」と公言されていたように、キャスト側でのそういう意識って大事なのかなって。
送られてきたら直ぐ返す、をお互いにしちゃうと、やっぱりずーっと続いちゃうから。
ねこ：そう考えると、毎日ご予約と関係のないやり取りを続けようとするキャストからは離れた方がいい！と言っても過言ではないのかもしれないですね。
そういうキャストは、まずお客様のことをちゃんと考えてなくて。
とりあえず密に繋がっておきさえすれば会いに来てくれるだろうって、目先の売上のことしか考えてないのかも。
みのり：だけどやっぱり身近に感じられるっていう面では、ＤＭやLINEがあるのはいいなと思うんですけど…。
私、微糖のコンセプトに書かれてる「日常の片隅にある休憩所」ってめっちゃしっくりきてて…自分の中で。笑
なんかあんまりご案内の時間が非日常過ぎると、私は逆に辛く感じちゃうというか。
自分が辛い時にテーマパークとか行くと、後で現実とのギャップにズーンときちゃうような…
ゆい：あーーーーーわかるわかる！
ねこ：優しい世界が終わっちゃった…みたいな…！
みのり：辛くて戻ってこれないというか、切り替えが上手くできないんですよね。
だからファンタジー過ぎると辛いというか。
ねこ：それはあるよね～（大納得）
日々は続くしファンタジーなんかじゃないよ！だから。
みのり：そうそう。
だからお客様にはなるべくそんな気持ちを感じてほしくなくて。
特別な経験をしてもらえる場所ではあるのかもしれないけど、現実逃避にはならない。日常の活力になるくらいの時間を過ごせたらいいなと思ってて。
それを上手く言語化してくれてるのが、この「日常の片隅にある休憩所」なのかなって思って。
このコンセプトがすごく好きなんです。
ゆい：ある程度自分のことをわかってくれてる相手に、ちょっとこれ聞いてほしい～～っ、この日空いてる？って気軽に会いに行ける方がいいですもんね。
そういう場所があるんだぞっていう安心感というか。
ねこ：うんうん。
そう考えると、やっぱりこのまま今の連絡ツールは残しておく形でいいのかな。
これから微糖がどう変わっていくかは分からないけど、今の自分たちの最適解として…。
あ、あとはほんと、実際にキャストさん達がそこまで嫌な思いをしてるっていう話も聞かないので…。
しんどかったり、もうイヤーってなってる相談が一つもないんですよね。
お2人とも、やっぱそんな感じですか？
みのり：お客様側が配慮してくださってるな、というのはすごく感じますね。ご予約以外のことに関してはなるべく控えよう～って思ってくれてるのかな…って。
ねこ：なるほどです。
それって、ゆいさんも微糖に入店されて直ぐの頃に言われてましたよね？
もっと皆さんワーーーとDMやLINEを送ってこられるのかと思ってたら、シュッと引いちゃう感じなんです～って。
ゆい：あ、そうなんです。
私ちょっとなんか物足りない～淋しぃ～とか思ったりしてました。
みのり＆ねこ：笑笑笑
みのり：わたしもそうだった！笑
ゆい：でも実際お会いした時に「あんまり送ったりしても大変だもんね」と気遣っていただいたりするので。
すごい皆さんXで「お店からのお願い」とかしっかり見て、守ろうとしてくださってるんだな～って。
ねこ：それは感じますね～。
確かに皆さんしっかり見てくださってて。
フォロワーさんではなくて、いいねをされるわけでもないけれど、気に掛けてくださってる方が沢山いるんだな～って実感としてありますね。
あ、もちろん「いいね」してくださる方の日常も…ほっこり覗かせてもらってますし。
みのり：隅々までね。チェックしてくださって。ありがたいですよね。
ゆい＆ねこ：（大きくうなずく）
ゆい：そういえば先日、当日ご予約のお客様をお受けさせてもらった時に思ったんですけど。
やっぱり当日ってお客様になるべく不安のない状態で来てほしいから、分かりやすく、だけど短かく要点をお伝えするのって言葉選びが難しいですよね。
その時はこういったサービスを始めてご利用される方だったので、お客様側でもどうすればいい？と感じられたみたいで。
ねこ：確かに…本予約の成立までいかないとキャストも動けませんもんね。
ゆい：そうなんです。
なので、予約方法を選べる利点はあるけど、当日のご予約に関しては「この流れでお願いします！」とわかりやすく絞っておいてあげるのも親切なのかな…と思いました。
当日は当日で、ご予約いただけるのはとても嬉しい反面、私の説明不足が原因で不安いっぱいにさせてしまってたら申し訳ないので…。
みのり：確かに短時間でお話しを進めていかないといけないから、配慮不足にならないかの心配はありますよね。
ゆい：そうなんです。
その時お会いしたお客様とは、本当に楽しい時間をご一緒させていただいたので…。嬉しい気持ちいっぱい！だけで終わるんじゃなくて。
自分にいたらないとこは無かったかな…とちゃんと振り返ることも大切～！と思いました。
ねこ：当日のご案内をもっとスピーディーに進められるように、オフィシャル上でもっと分かりやすく表記しておかないと…ですね。
ご予約時間の○時間前までに確定できるようご協力お願いします。としっかりお客様側にも伝わっていて。安心して少しでも早く確定していただければ、落ち着いてキャスト側も準備できるでしょうし。
あ、あと待ち合わせ場所に行ったらお客様がいなかったって事も起こりうるのかな、と最初は思ってたんですけどね。
オープンしてから１年２ヶ月、１度もそういうことがないんですよね。それはホントに有難い～～と思ってて。
みのり：お店がキャストの安全を考えて、電話番号認証（※）をとらせていただいているのもあるのかもしれないけど…。
それにしても～～ですよね。有難いです。
（※初回ご利用時にショートメールで１文のみ送らせていただいております）
ゆい＆ねこ：うんうんうんうん。
ゆい：待ち合わせ時間も含めて、ほんとに約束をしっかり守ってくださる方ばかりですよね。
あなたはこんなに色々ちゃんとしてるんだから、もうちょっとわがまま言ってくれてもいいんだよ？…て言いたくなることありますもん。笑
…あ、ちょっと話が逸れちゃいました？
みのり：笑笑。
これも話から逸れちゃうのかもしれないけど。
やっぱり文字でのやり取りって誤解が生じやすくなっちゃうから難しいな～と思うこともあって。
なんかお客様側にモヤモヤさせてしまうことがあったとして、それをずっと我慢してもらってたら申し訳ないし。
だからなるべく会った時にマイナスに感じたことがあれば正直に教えてもらえたら嬉しいな～って。
ゆい：モヤモヤって、返事が遅いとか…そういう…？
みのり：ん～そういうのも含めてかもしれない…。
ねこ：そんなつもりはないのに、そっけなく感じられてしまったりとか…かな？
文字だけって本当に捉え方に個人差が出ますもんね。
絵文字の使い方１つとっても、深読みされる方はするでしょうし…。
ゆい：どうしても本業でバタバタしてしまって返事が遅れてしまうこともありますし…ね。
ねこ：そうなんですよね。
そんなつもりじゃないのにーーー！ってなってしまうのが１番悲しくて。
そういった面だけを考えると、やっぱり直接やり取りできるツールは無い方がいいの？になっちゃうんです。
みのり：初めの問題に戻る…ですね。笑
ねこ：そうそう。笑
絶対的に大事に思っているのに、誤解させてしまうくらいだったら、いっそ直接連絡とれない方が…！という、ね。
個々の性格にもよるだろうから、その辺がすれ違わなければいいなぁって。
話し方や捉え方の面だけでいうと、お２人はカラッとしてる性格だと思うし…。
みのり＆ゆい：笑笑かもしれない～。
ねこ：そういう温度差？個人差？をどう誤解されることなく埋めていけるかって、やっぱり中々難しいですよね。
みのり：文面の言葉だけじゃなくて、あなたと会ってる時の私を思い出してほしいな～…って思うことはあります。
文章では物足りなく感じたとしても、私は事前準備大好き人間ですし、実はあなたのことを考えている時間は多くって…。
だから実際にお会いした時には気持ちを惜しみなく表現したいな～って、いつも考えています。
ゆい：言葉での誤解って、キャストとお客様の関係性だけじゃなくて日常でもありますよね。
キャストだから100%お客様が今欲しい言葉をお届けできるとは限らないし…その点をご理解いただくしかないかなぁ…という…。
ねこ：そうなんですよね。
同じくご理解いただけたら嬉しいなぁと思うのは…。
はじめましての時は、ご希望される過ごし方をカウンセリングシートの中でしっかりとお伝えしてほしいな…って。
仲良くなった後も、待ち合わせ場所や、行きたいとこ、したいことをざっくりと決めておく感じで。
絶対にこれしたい！これはしたくない！を伝えたら、あとは当日のフィーリングを楽しもう～くらいの、肩の力を抜いた状態でいてくれたらいいなって思います。
みのり：なるべくカウンセリングシートに詰め込んでもらえたらですよね。
もちろんデートでも性感でも、あなたのしたいことが何より１番だから。
ゆい：うんうん。それでね。そこに沢山書いてもらってるのは嬉しいから。
精一杯ご希望に添えるよう、事前にお勉強させていただいてからお迎えにあがります♡
【次回予告】
～お客様からのお叱り（クレーム）
から学んだこと。他
